書籍情報、とうとう10月には一つも書けませんでした。11月は新規まき直しで、書くつもりでいます。
『ロシア軍は生まれ変われるか ユーラシア・ブックレットNo.166』
小泉悠著東洋書店2011年10月刊630円ISBN978-4-86459-009-9
★『No.62 苦悩するロシア軍』(三井光夫著2004年10月刊)から早7年。ロシア軍の改革はどうなっているのでしょうか?
『ロシアの人口問題―人が減り続ける社会―ユーラシア・ブックレットNo.167』
雲和広著東洋書店2011年10月刊630円ISBN978-4-86459-010-5
★深刻な人口減社会にロシアの対策は?まずは平和な社会であることだと思います。戦争やテロの犠牲、軍隊内でのいじめ死がなくなるように、あまりにも高い自殺率をフィンランドなどに倣って下げるような真剣な対策を講じるようにしてほしい。本書が指摘しているのは、現金給付などでは出生率の上昇には何ら影響を与えないこと、男女ともに家庭に向き合うようにならなければだめだ(女性側のみに「家庭に帰れ」みたいなことを言っても効果はない)ということです。
『アレンスキー―忘れられた天才作曲家―ユーラシア・ブックレットNo.168』
高橋健一郎著東洋書店2011年10月刊630円ISBN978-4-86459-010-5
ISBN978-4-86459-011-2
★作曲家としては時々聞く名前、程度にしか知らなかったアレンスキー。メトネル、リャドフらと同時代の「後期ロマン派」。元理系で自らピアノ演奏活動をされている(コンクールにも出場!)高橋健一郎先生による、恐らく本邦初のアレンスキー解説書。
『ニコライ堂小史―ロシア正教受容150年をたどる―ユーラシア・ブックレットNo.169』
長縄光男著東洋書店2011年10月刊630円ISBN978-4-86459-012-9
『ウクライナ・ベラルーシ・モルドバ経済図説 ユーラシア・ブックレットNo.170』
服部倫卓著東洋書店2011年10月刊630円ISBN978-4-86459-013-6
★今回の新刊5冊の中で真っ先に読みました(感想はこちら)。ウクライナはともかく、ベラルーシ・モルドヴァを紹介する書籍はスロヴァキア並みに少ないのでは?サッカーファンも必読です(というのはかなり強引だが)。基本的には左側の頁が解説、右側の頁が図表という構成。読みやすいです。「西NIS」という言葉を覚えました。便利かもしれないし、使わないかもしれない。