2011年12月19日月曜日

◇КИНОФИЛЬМ(映画情報)ボリス・バルネットが帰ってくる!

エスパース・サロウ2012年のラインナップに「ボリス・バルネット特集上映」が。2012年初春ユーロスペース(2月頃か?)ということはDVD-BOXも発売かな?カネフスキーみたいに。
上映予定作品

「帽子箱を持った少女」«Девушка с коробкой»1927年ソ連

★その後ハリウッドで活躍したアンナ・ステンがヒロイン。夭折した名優ウラジーミル・フォーゲリがとぼけた駅員役を好演。宝くじを買えという国策映画なのに、とってもチャーミングなドタバタ恋愛コメディー映画になってしまい、これで宝くじが売れたのかどうかが気になってしまう可愛い作品。

「国境の町」«Окраина»1933年ソ連

★この作品はバルネットの中でも悲劇性が強くギャグもやや滑りがちではありますが、素朴な中に反戦の芽生えが窺えます。ヒロインのクジミナは当時の監督夫人。

「青い青い海」«У самого синего моря»1935年ソ連

★こちらもクジミナがヒロイン。夫婦仲は決定的に悪くなっていたそうですが。カスピ海の漁村を舞台にのどかな恋愛模様が描かれています。

「騎手物語」«Сторый наездник»1940年ソ連

★おじいちゃん騎手が可愛い頑固ぶりを発揮。いかにもバルネットらしい作品。

「レスラーと道化師」«Борец и клоун»1957年ソ連

★オデッサで出会った二人のサーカスのスターの生涯に渡る友情物語。泣けます。これが遺作か?



★これでDVD-BOXが出るとしたら、スパイものの名作「諜報員」がないのが大変惜しまれます!「ノヴゴロドの人々」も貴重な作品でした。日本で上映された作品は他に「ミス・メンド」(←共同監督ながらデビュー作)「トルブナヤの家」「雪どけ」「賞金首」があります。監督をする前は俳優として何本かの映画に出演しています。

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