2016年8月18日木曜日

◆КНИГА『チェーホフさん、ごめんなさい』

Я очень рада, что получила эту книгу от Кодзима сан!

表紙の画像が出なくて残念。これまでの未知谷のチェーホフ・コレクションが並んでいて心ときめく。栗毛色の犬がじっとこちらを見つめる『カシタンカ』、ザトゥロフスカヤの描く墨絵のように力強く内省的な『ロスチャイルドのバイオリン』『モスクワのトルゥブナヤ広場』、何度も何度も読み返す『大学生』『たわむれ』『ワーニカ』、小さな三部作『すぐり』『恋について』『箱に入った男』 これらの刊行に、訳やプロデュースで関わってこられた児島宏子さんが、チェーホフさんに話しかけながら作品を語っていくエッセーだ。
現代ロシア文化の大家たち、ノルシュテイン、ソクーロフ、それに日本が誇るパペットアニメーションの巨匠川本喜八郎とのエピソードも惜しげなく語られる。ウンベルト・エーコまで登場する!
限りなく贅沢な小品群だ。
逸る気持ちを抑えながら、じっくり読もう。何度も何度も。
私もチェーホフさんに呼び掛けながら。

それにしても、チェーホフはいくら語っても語りつきない。 誰もが「私のチェーホフ」を語りたがる。

 
上段左から『ワーニカ』『カシタンカ』『チェーホフさん、ごめんなさい』『すぐり』
川本先生の『チェコ手紙&チェコ日記』
中段『大学生』
下段左から『たわむれ』『ロスチャイルドのバイオリン』『少年たち』『可愛い女』
 

2016年8月7日日曜日

◆КНИГА『マイダン革命はなぜ起こったか ロシアとEUのはざまで』

冒頭で著者が書いているように「私的ウクライナ論」で、当地の政治家や住民に会って話しました、というのが主なので、学術的な分析はない。なので、期待していたものとはかなり違った。
本にしなくてもブログやツイッターで充分なのでは?

「EURO2012の栄光と挫折」という章の見出しに、あれって栄光なの??と驚いたが、開催国でありながらグループリーグ敗退というウクライナ代表の話ではなかったのだね。
インフラ整備の話。(それもポーランドと比較してもUEFAや参加国の関係者を散々苛立たせるような遅延ぶりで「整備」と言ってよいのかと思うけれど。)
「今から考えてみると、ヨーロッパ最大のスポーツイベントを成功させ、欧州の一人前の国に認められたという感覚は、実は幻想で後にEU加盟への過大な期待を持たせただけではなかっただろうか。」云々。

まあ、無論今のウクライナでユーロが開催できるとは到底思えず、最初で最後の絶妙の機会だったということなのだろうけど、肝心のウクライナ代表の出来があれだったので、栄光とか成功とか、そういう言葉から程遠い気がしていた。

2016年8月2日火曜日

◆КИНОФИЛЬМ「フランコフォニア ルーヴルの記憶」

「フランコフォニア ルーヴルの記憶」《Франкофония》
アレクサンドル・ソクーロフ監督2015年ロシア・フランス・ドイツ・オランダ

10/29(土)~渋谷・ユーロスペース

「エルミタージュ幻想」は90分ワンカットで話題に。
エルミタージュは今まで4回訪ねているので、ある程度(あくまである程度!)場所の感覚は掴めたのだけど、ルーヴルは行ったことないからきっと新鮮な気持ちで観られるだろう。



ルーヴルにも猫いないのかな?