2017年4月17日月曜日


文学者の主にスキャンダルを羅列してある感じ。大学の講義の「脱線」の材料の集積だという。
こういう授業は聞いていたら苦痛だろうなあと読みながら思った。こういう先生の講義をとっていなくてよかった!とっていたら、ロシア文学を好きになる事はなかっただろう。
まあロシア人自体がこの手の裏話が好きなのかもしれないが…私は嫌いなので。

2017年4月16日日曜日

クリロフ事件


帝政ロシア下の高官暗殺者の一人称語り。
どうもサヴィンコフ(ロープシン)の『蒼白き馬』に重ねてしまう。
高官クリコフも暗殺者レオン・Mも行動も思考も、本物のテロリストであるサヴィンコフと比較するとまだまだ甘いなという気はする。ネミロフスキーは亡命者であってこのあたりの切実感は希薄だし、Mがクリコフに近づく経緯も都合よすぎるのがちょっと。

そういうのがあるにせよ、おもしろく読める。
アンリ・トロワイヤの歴史小説程度には。

しかし、ロシアの人名・地名が妙にフランス風に訳されていて、最初のうちはどうにも居心地悪かった。
特にピエール・エ・ポール監獄には大いに吹いた。
ペトロパヴロフスク要塞というのが一般的だろう、ペトロパヴロスキーとかペトロパヴロフカヤとかバリエーションはあるが。ピエールとかやめてくれ。

ロシア革命 破局の8ヶ月


2017年4月2日日曜日

名画を語る猫様(ミャウズ)

作者はペテルブルグ在住の女性アーティストと愛猫。

冒頭のこの本の(これらの作品の)成り立ちが書かれている部分はよかった。が、各作品の解説は余計に感じる。絵だけで愉しめ、原作の明記、原作について画家・制作年・所蔵(トレチヤコフとか個人蔵とか)みたいなことの索引があればいい。まあ有名な絵ばかりだから調べればすぐわかるんだけどね。
ロシアの人名でウラジミールとか定番の残念訳も散見。
むしろ、ロシアでロシア語版購入する方が勉強になったかと考え始めている。家族には好評、楽しめる。