①オタール・イオセリアーニ(グルジア出身)新作、フランス映画祭2011で上映
「Chantrapas(原題)」
オタール・イオセリアーニ監督フランス・グルジア・ロシア2010年
6/25(土)14:30 有楽町朝日ホール
★イオセリアーニの半自伝的作品。主人公を演じるのは孫のダト・タリエラシュヴィリ(「月曜日に乾杯!」にも出演)。2012年早春岩波ホール他公開とのことなので、無理にここで観なくてよいかも。イオセリアーニってロシア嫌いを公言していて、2008年の武力衝突後ますます険悪に?と心配しましたが、合作映画を作るくらいはしていると知ってやや安心。でも、彼はフランスに出てからはグルジア時代を超えるような作品はまだ作れていません。“「月曜日に乾杯!」「ここに幸あり」のイオセリアーニ”ではなく、“「落葉」「四月」のイオセリアーニ”なんだけどなあ…。
②EUフィルムデーズでのバルト諸国作品及びロシア語作品並びにロシア人出演作
EUフィルムデーズ 5/27(金)-6/19(日) 京橋・東京国立近代美術館フィルムセンター
1.「聖トニの誘惑」«PÜHA TÕNU KIUSAMINE»
ヴェイコ・オウンプー監督エストニア・フィンランド・スウェーデン2009年(エストニア語・ロシア語・ドイツ語・英語・フランス語)
6/10(金)19:00 6/12(日)13:00
★昨年の東京国際映画祭ワールドシネマ部門出品作。未見。
2.「ドゥスカ」«Duska»
ヨス・ステリング監督オランダ・ロシア・ウクライナ2007年(オランダ語・ロシア語)
6/3(金)15:00 6/7(火)19:00
★オランダ映画祭2009で上映された怪作(オランダ映画はロシア人を使うのが割と好きなようだ)。セルゲイ・マコヴェツキーが変なおじさんを嬉々として演じている。元々「フリークスも人間も」の変な親父役だからお似合いだ。マコヴェツキー、最近では「戦火のナージャ」にも出演しています。
3.「コロラード・キッド」«KOLORÁDÓ KID»
ヴァーグヴルジ・B・アンドラーシュ監督ハンガリー・イギリス2010年(ハンガリー語)
6/5(日)11:00 6/8(水)15:00
★日本初上映。1956年ハンガリー動乱ものなので、ソ連絡みかも、ということで。
4.「雨夜 香港コンフィデンシャル」«AMAYA»
マリス・マルティンソンス監督ラトヴィア・中国2010年(英語・広東語・日本語)
6/5(日)17:00 6/8(水)19:00
★制作国・使用言語・主演女優(桃井かおり)からしてカオスな雰囲気が漂いますね。
5.「渦」«Duburys»
ギーティス・ルクシャス監督2009年リトアニア(リトアニア語・ロシア語)
5/27(金)15:00(上映終了) 6/11(土)16:00
★ソ連時代の青春を描いたモノクロ作品。日本初上映。
③リメイク、ほんとに作ったの?!
「ロシアン・ルーレット」«13»
ゲラ・バブルアニ監督2010年アメリカ
6/18(土)-新宿ピカデリー/ユナイテッド・シネマ豊洲/MOVIX亀有/MOVIX昭島
★「13ザメッティ」(グルジア・フランス2005年)のセルフ・リメイク。「ザメッティ」では監督の弟ギオルギ・バブルアニが演じていた主人公をアメリカ人俳優が演じるとどうなる?(ザメッティもグルジア語で13のことです)
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