2011年6月7日火曜日

◇КНИГА(書籍情報2011年6月版①)ロシア・ウクライナの絵本で被災者援助を

児童文学者・教育学者コルネイ・チュコフスキーの孫娘エレーナ・チュコーフスカヤさん、画家エヴゲニー・ラチョフのご遺族から、下記の絵本の印税を、東日本震災被災者援助のために使ってほしい、との申し出があったそうです。Спасибо!

『てぶくろ ウクライナ民話』
エウゲーニー・M・ラチョフ絵内田莉莎子訳福音館書店初版1965年刊1050ISBN978-4-8340-0050-4
★大ロングセラー。ウクライナの民族衣装を着た動物たちが織りなすほのぼのストーリー。


『ごきぶり大王』
コルネイ・チュコフスキー著スヴィトザール・オストローフ絵田中潔訳偕成社20088月刊1470978-4033481104

『ロシアのわらべうた』
コルネイ・チュコフスキー著ユーリー・ヴァスネツォフ絵田中潔訳偕成社20096月刊1470978-49784033481203

『めっちゃくちゃのおおさわぎ』
コルネイ・チュコフスキー著フランチェスカヤ・ヤールブソヴァ絵田中潔訳偕成社20102月刊1470978-4033481401

『あらうよバシャザブーン』
コルネイ・チュコフスキー著ガリーナ・アレクサンドロヴァ絵田中潔訳偕成社20111月刊1470978-4033481500

『でんわ』
コルネイ・チュコフスキー著スヴィトザール・オストローフ絵田中潔訳偕成社2011年秋刊行予定

★教師であれば一度は目を通すであろう『2歳から5歳まで』(樹下節訳理論社1995年(普及版)刊)を著したチュコフスキーの絵本はストーリーが奔放でワイルド。
★上に挙げた本の他にも、『おしゃべりはえの子ぶんぶんこちゃん』(佐伯靖子訳新読書社1992年12月刊)はマイ・ミトゥーリチ、『ぬすまれたおひさま』(松谷さやか訳らくだ出版デザイン1975年刊)はユーリー・ヴァスネツォフ、『アいたた先生』(樹下節訳理論社1975年)はウラジーミル・ステーエフと一流の画家による絵本が日本でも刊行されています。
★やや年齢が上の、所謂ヤングアダルト向けの『銀いろの記章 わたしの少年時代』(樹下節訳理論社1977年刊)も忘れ難いものです。

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