★3月21日(月)までは臨時休館!
演博コレクションに見るロシア舞台芸術のモダニズムとアヴァンギャルド(仮)
演博コレクションに見るロシア舞台芸術のモダニズムとアヴァンギャルド(仮)
2011年3月1日(火)~3月27日(日)
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
★入場無料。でも会期が短いので要注意。「メイエルホリドの演劇と生涯 没後70年・復権55年」
2010年5月2日
なぜか混んでいる「オーケストラ!」
なぜかやたら混んでいた。
混んでいるという噂は聞いていた。ほんとだった。
11時頃ル・シネマに行って、既に12:45と15:20の回が満席。
17:55の回の整理券(49番)を取って、某催しに。
この監督さんはルーマニア出身。
そのせいか、ブレジネフ時代にボリショイを追われたユダヤ人演奏家たちの急造偽物オーケストラという設定だが、この映画全体で印象深いのはユダヤよりロマ。
音楽でも、キャラクターでも。
大衆的で、リャザーノフとかガイダイとかの作風です。
まあ、一言で言うとオケ版「少林サッカー」です。
「メジャーリーグ」
「がんばれ!ベアーズ」
「クール・ランニング」
この手の映画は多いんじゃないかな、その気になれば天も味方してハッピーエンドっていう。
いろいろと、「そんなわけないだろ!」と突っ込みたくなる部分もあろうかと(特に演奏経験のある方は)思いますが、これは何しろ「少林サッカー」ですから、割り切って笑い飛ばしましょう。
実によく笑わせてくれます。
私が一番笑ったのはロシアマフィアがサッカークラブ買収に関心を示しているところです(当然)。
「サッカークラブは儲かるが、音楽は無料でダウンロードできる時代だから(オーケストラへの援助は)無駄。」
「パリサンジェルマンがいいんじゃないか?メッシをFWに」
フランスのサッカークラブ・・・いや、金もうけにはならなそうだが・・・。
特にPSGはフーリガン対策が大変そうだ。
元支配人(辣腕だがやや時代に取り残されている)イワンさん、出番は少ないが強力な奥さんのイリーナ、強烈な演奏のロマのヴァイオリニストのヴァシリーが魅力的!
それに比べるとフランス側は・・・大変おとなしいです。
こだわりの秘密が、途中からばればれになってきて、且つラストであからさまに言ってしまうのだが、ほのめかすくらいで留めておいて欲しかった。
が、まあ全体に大衆的な作品なので仕方ないかもしれません。
5月5日追記:
最も印象深かったロマのヴァイオリニストのヴァシリーを演じたのは、プログラムには名前が出ていませんでしたが、
ヴァシーリ・アリビネト(Василь Альбинет)
という方だそうです。