2012年2月11日土曜日

◇СПЕКТАКЛЬ(演劇情報)革命児ベリャコーヴィチの「どん底」

劇団東演公演№138「どん底」«На дне»

マクシム・ゴーリキー原作ヴァレリー・ベリャコーヴィチ演出・美術
225日(土)~28日 下北沢・本多劇場
4列に並べられた二段ベッドを、俳優たちが目まぐるしく転がりまわり群舞する、今までにないエネルギッシュな(反面、観ているとへとへとになる)、まさに衝撃のベリャコーヴィチの「どん底」。ゴーゴリ、シェイクスピア、ブルガーコフなどの戯曲で一躍ロシアの、そして世界の人気劇団となったユーゴザーパド劇場が1996-1997年シーズンにゴーリキー作品(元祖社会主義リアリズムと目されていた)をレパートリーとしただけでも意外だったのですが、まさにあっと言わせる舞台にしたのでした。
★東演にとっても「どん底」は、八田元夫演出(1966年(初演)~1977年)・千田是也演出(19801992年)に続き、1998年以降このベリャコーヴィチ演出と、脈々と受け継がれてきた重要なレパートリー。「東演の『どん底』か『どん底』の東演か」との名句も生まれたそうです。 2004年にはロシア公演を果たしています(←行って観たかった!)。
★今回の公演では、ベリャコーヴィチの他にスタッフでは照明・音響・衣装、出演者ではガルキナとナグレジノフの二人がロシアの人。ガルキナとナグレジノフの台詞はおそらくロシア語(字幕付き)と思われます。

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