『Purge』
Sofi Oksanen著
★朝日新聞10月4日付Globe「パリの書店から」より。フランスのベストセラーフィクション部分8/30-9/3集計第9位。エストニアの血を引くフィンランド人女性作家の作品の翻訳とのこと。
「大国の間で翻弄された小国エストニアの歴史の中で、女性たちが暴力の被害者となり、屈辱と闘いながら生き抜く姿を描く。」
『魔女たちの饗宴 現代ロシア女性作家選』に収録されたナターリヤ・バランスカヤの『ライネの家』を思い出しました。戦争がエストニア人母娘に与えた深い疵を描いていましたが、書いたのはバランスカヤ。エストニア人作家のものではなかったんだ…。
★朝日新聞Globe「世界の書店から」の「夏の3都市特集その2モスクワ「大祖国戦争」とロシアの女たち」には、長田新編『原爆の子』の翻訳出版会が6月にモスクワの大手書店で行われたと書かれています。『原爆の子』のロシア語訳"Дети Хиросимы― воззвание мальчиков и девочек Хиросимы"については、以前「原爆の子→ヒロシマの子どもたち」で紹介しました。
*長田新編ワイド版岩波文庫『原爆の子ー広島の少年少女のうったえ 上』『原爆の子ー広島の少年少女のうったえ 下』
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