石井至著石井兄弟社2013年12月刊
★説明は簡潔、写真は美しい。ブログで見かけるような個人旅行記といった雰囲気なのでさらっと読めて楽しめるが、実際に旅行するときにはあくまで参考程度だろう。というか、これを読んで「そうか、アゼルバイジャンに行こう!」という気は起きない。「セレブ・リゾート」ですからね。
★私も知らなかった、「世界で一番バブっていると思う街は(ドバイやドーハではなく)バクーなのだ」という流れ。フレームタワー(2012年完成)やアゼルバイジャンタワー(カスピ海につくる人工島に建設予定)などモスクワのニューシティーをおそらく凌駕する勢いのセレブ&バブリーなパワーが今のこの国にはあるらしい。ほんと、湾岸諸国の雰囲気に酷似している…。そのうち年金リーグもアゼルバイジャンにできるかも。
★お茶について2点指摘しておく。
①「食後は紅茶とフルーツのジャムが一般的だ。ロシアンティーと違ってジャムは紅茶に入れない。」(30頁)ガラスのコップに紅茶、小皿にお茶受けとしてジャム、要するにロシアなどと同じ飲み方なのだね。
②「紅茶にはレモンを入れ、サモバーという湯沸かしポットから湯を注ぐ。」(50頁)←それ、サモワールですね(英文には「use Samovar」とある。なぜ大文字なのかは知らないが)。
★この本の前半はバクー生まれのゾルゲのお話です。
0 件のコメント:
コメントを投稿