『路上のミュージアム モスクワのモニュメントが秘めた物語』
宮﨑朋菜・鈴木玲子・豊田菜穂子著群像社2013年6月刊ISBN978-4-903619-41-5
★モスクワの通りや広場にある有名人の彫像などのモニュメントを、クレムリン周辺・アルバート街やトヴェルツカヤ通りなどの都心(初級編)→地下鉄やバスで巡るモスクワ各地区(中級編)→電車に乗ってクール・ロシアのキャラクターに会いに行くモスクワ郊外(上級編)に分けて、略図と写真(モノクロなのが残念)入りで紹介する優れもの。とってもコンパクトで持ち歩くのにもぴったり。
★「こんな本が欲しかった!」「ペテルブルグ編もお願い!!!」と思わずにいられません。
★こんなに観て廻れるのは留学などでしばらく滞在している人でないと無理っぽい。懐かしいクール・ロシアのキャラクターたちに会える上級編のラメンスコエにいきなり挑戦したいけど…。佐藤千登勢先生のご著書によって、人気キャラがいるのは知っていたけれど、こんなにですか?!
★こんなに観て廻れるのは留学などでしばらく滞在している人でないと無理っぽい。懐かしいクール・ロシアのキャラクターたちに会える上級編のラメンスコエにいきなり挑戦したいけど…。佐藤千登勢先生のご著書によって、人気キャラがいるのは知っていたけれど、こんなにですか?!
★ノヴォデヴィチの「かもさん、おとおり」の一群も勿論紹介されていますし、このあいだ桑野塾でレポートされた地下鉄メンデレーエフスカヤ駅の野良犬マリチク君の像にも言及があります。
★惜しむらくはヴィクトル・ツォイについての記載(46頁)で「主演した映画『僕の無事を祈ってくれ』や『針』は、…」とあるけれど、別の作品なのではなく、邦題『僕の無事を祈ってくれ』の原題が«игла»(針、ここでは麻薬の注射針のこと)なんですよね。
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