『マグノリアの眠り』
エヴァ・バロンスキー著松永美穂訳岩波書店2415円2013年7月30日刊行予定ISBN978-4-00-024817-4
★下記のような冒頭は、ジャンヌ・モロー主演の映画「クロワッサンで朝食を」を思わせるものだ(旧ソ連構成国から«ヨーロッパ»の国々へ看護師・介護士・家政婦などの女性労働者が流出しているのだろうか)が、ロシアとドイツには戦争という過去がつきまとう。
以下は岩波書店のHPからの引用。
--------------------------------------------------------------------------------高齢のヴィルヘルミーネを介護するために,ロシアからドイツにやってきたイェリザヴェータ.まったく接点のなかった二人であったが,ともに第二次大戦末期の独ソ戦がもたらした忌まわしい記憶を胸に秘めていた.そして,一本の電話をきっかけに,その記憶がうごめきだす――.ドイツの新進作家がすべての女たちに捧げる鎮魂歌.