『メリメとロシア作家たち——ロシアへの想い』
浦野進著水声社2012年6月刊4200円
ISBN
978-4-89176-914-7
★著者がNHK退職後に研究を進め「メリメとツルゲーネフ」を日本比較文学会で発表したところ、フランス時代のトゥルゲーネフに光を当てた意義深いものとして、刊行が待たれていたものです。今年2月に他界され、校正は学友の私市保彦先生によって行われました。
★また、圧倒的に戯曲『カルメン』の作者として知られるメリメが、上記のトゥルゲーネフと長きにわたり交友し、プーシキン・ゴーゴリ等ロシア文学をフランスに紹介し、ロシア文学・ロシア史についての著作を多く手掛けていたという、“知られざる”一面にも注目です。
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