2012年9月30日日曜日

◇ВЫСТАВКА(展覧会情報)ブブノワさんという色彩の歓び



9/3(月)~10/31(水) 早稲田・會津八一記念博物館(早稲田大学内)
日曜・祝日休館(ただし、10/8(月)10:0017:0010/21(日)10:0016:00開館)

★ワルワーラ・ブブノワは戦前・戦後に日本で活躍したロシア出身の画家で、優れた教師でもありました。ブブノワさんというひと~日本に住んだロシア人画家(群像社)参照。凄い人です。今回の展示は2011年度に越智幸男・米子夫妻より寄贈された作品が初公開されるもの。

2012年9月23日日曜日

◇КНИГА(書籍情報2012年9月⑥)


『ロシア史研究案内』
ロシア史研究会編彩流社201293150
ISBN978-4-7791-1828-9

 

『再考 ロシア・フォルマリズム―言語・メディア・知覚』
貝澤哉・野中進・中村唯史編著せりか書房201292500
ISBN978-4-7967-0315-4

 

『瞳孔の中―クルジジャノフスキイ作品集』
 シギズムンド・クルジジャノフスキイ著上田洋子・秋草俊一郎訳松籟社1680
 ISBN978-4-87984-310-4

★名前からしてポーランド系、しかしソ連初期に作品を残し、とは言え当時は認められませんでした。

 

『古典として読む『イワンの馬鹿』』
法橋和彦著未知谷201293150
ISBN978-4-89642-383-9

 

『中央アジアの教育とグローバリズム』
嶺井明子、川野辺敏編著東信堂3200+

 

『ドストエフスキー 白夜の詩魂―我執と自由の渦圏―』
柳澤勝夫著創英社/三省堂書店20128
ISBN-13: 978-4881425497

◇КНИГА(書籍情報2012年9月⑤)岩波書店10月


『低線量放射線被曝―チェルノブイリから福島へ 叢書震災と社会第6回』
今中哲二著岩波書店20121025日刊行予定1890ISBN978-4-00-028530-8

 

『プーチンの思考―「強いロシア」への選択』
佐藤親賢著岩波書店20121024日刊行予定2310ISBN978-4-00-024676-7

◇КНИГА(書籍情報2012年9月⑤)明石書店


『コーカサスと中央アジアの人間形成-発達文化の比較教育研究』
関啓子著明石書店20128月刊4935ISBN9784750336534

 
『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』
ジャン=ピエール・デュピュイ著永倉千夏子訳明石書店20123月刊2500円+税ISBN9784750335520

◇КНИГА(書籍情報2012年9月④)作品社

作品社の本をまとめて紹介します。


『戦略の工場―レーニンを超えるレーニン』
アントニオ・ネグリ著中村勝己・白井聡・市田良彦訳作品社201112月刊3990ISBN978-4-86182-351-0

★ネグリはイタリア左翼思想家。とても分厚い本。無論レーニンの『国家と革命』(と『左翼小児病』も?)読んでいることが前提です。作品社の本では『ナボコフ全短篇集』も厚くて重かった…。

 

『ロシア新戦略―ユーラシアの大変動を読み解く』
ドミトリー・トレーニン著河東哲夫ほか訳作品社20123月刊2940ISBN978-4-86182-374-4

★ロシアの政治(特に外交)・経済のアジェンダを、まさにロシア側の視点で書いているという点で貴重。

 

『乱交の文化史』
バーゴ・パートリッジ著山本規雄訳作品社20129月刊2600円+税ISBN978-4-86182-232-2

★未読。ラスプーチン(勿論農村派作家ではなくて帝政末期の宗教家の方です)のことなどが書かれているとのこと。

 

『世界文学から/世界文学へ』 
沼野充義著作品社201210月刊行予定3800円+税(予価)

2012年9月17日月曜日

◇КНИГА(書籍情報2012年9月③)

『皇女タラカーノワ』

原求作著鳥影社20128月刊2310
ISBN978-4-86265-367-3

★『プーシキンの決闘』(水声社)『大帝の椅子』(講談社)などをものした著者による歴史小説。タラカーノワはエカテリーナ2世の時代の皇位僭称者の一人。

2012年9月9日日曜日

◇КНИГА(書籍情報2012年9月②)


『メリメとロシア作家たち——ロシアへの想い』

 浦野進著水声社20126月刊4200
 ISBN 978-4-89176-914-7


★著者がNHK退職後に研究を進め「メリメとツルゲーネフ」を日本比較文学会で発表したところ、フランス時代のトゥルゲーネフに光を当てた意義深いものとして、刊行が待たれていたものです。今年2月に他界され、校正は学友の私市保彦先生によって行われました。

★また、圧倒的に戯曲『カルメン』の作者として知られるメリメが、上記のトゥルゲーネフと長きにわたり交友し、プーシキン・ゴーゴリ等ロシア文学をフランスに紹介し、ロシア文学・ロシア史についての著作を多く手掛けていたという、“知られざる”一面にも注目です。

2012年9月8日土曜日

◇ВЫСТАВКА(展覧会情報)トルスタヤ展

ナターリヤ・トルスタヤ絵画展 トルストイ没後100年記念

10/10(水)~10/19(金) 銀座・ギャラリーうちやま
11001830(最終日は1700まで)

2012年9月7日金曜日

◇КНИГА(書籍情報2012年9月①)


『偉大な記憶力の物語』
A.R.ルリヤ著天野満訳岩波現代文庫201010月刊1008
978-4-00-600242-8

『ボリス・ゴドゥノフ』
プーシキン著佐々木彰訳岩波文庫2012914日重版441
978-4-00-326045-7

『ラマヌジャンの遺した関数  本格数学練習帳 第1巻』
D
.フックス、S.タバチニコフ著蟹江幸博訳岩波書店2012年7月刊2940円

ISBN978-4-00-006735-5

『メビウスの作った曲面 本格数学練習帳 第2巻』
D.フックス、S.タバチニコフ著蟹江幸博訳岩波書店2012年9月26日刊3150円
ISBN978-4-00-006736-2

★『本格数学練習帳』シリーズはロシアの高校生向けの雑誌«クヴァント»に連載された記事が元にしている。全3巻予定

『牛乳屋テヴィエ』 ショレム・アレイヘム著西成彦訳岩波文庫945円2012年8月17日刊
ISBN978-4-00-327791-1

★映画やミュージカルでお馴染の『屋根の上のバイオリン弾き』の原作本。イディッシュ語からの初訳(映画と原作はやはりかなり違う)。感想とメモはこちら