オデッサ・コスモス
ロシア・旧ソ連についての書籍・映画・演劇・展覧会・スポーツ(殆どサッカー)についての情報を書いていきます。ときどき動物園情報もあります。
2016年4月27日水曜日
◆КНИГА『南十字星共和国』
南十字星共和国 (白水Uブックス)
著者 :
ワレリイ・ブリューソフ
白水社
発売日 : 2016-03-26
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ロシア革命初期の混迷を生きた象徴派ブリューソフの、素朴に屈折した、夢幻・倒錯にまみれた短編集。後味はどれも悪い。ブルガーコフほど笑いの要素はなく、ベリャーエフほど科学の未来を信奉していないから。凄く、時代性を感じる。一方、スターリンの粛清の時代をよく生き延びたものだ…。
私はしがない文房具屋の売り子の妄想を描いた『ベモーリ』が気に入った。
2016年4月7日木曜日
◆КНИГА『陽気なお葬式』
陽気なお葬式 (新潮クレスト・ブックス)
著者 :
リュドミラ・ウリツカヤ
新潮社
発売日 : 2016-02-26
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さすがウリツカヤ。小難しくないのでさらさら読めてじっくり心に滲みてくる。でも前作の『通訳ダニエル・シュテイン』の方が好み。主人公アーリクは何故もてもてなのかな?
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