2013年11月19日火曜日

◆ПЕРЕДАЧА(放送予定) 風の谷の電気屋と悲劇の森

NHK-BSプレミアム・プレミアムシネマ年内の放送予定

①11月22日(金)13:0014:21  NHK-BSプレミアム プレミアムシネマ
「明りを灯す人」«Свет-Аке»
アクタン・アリム=クバト(アブディカリコフ)監督2010年キルギス・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ

20119月、渋谷・イメージフォーラムで公開上映された、アブディカリコフ改めアリム=クバトの映画。「ブランコ」「あの娘と自転車に乗って」「旅立ちの汽笛」では息子に主演させていたけれど、今度は自ら主演。村の電気工事を一手に引き受け、且つ村の電力を賄おうと谷間に風車を作っている、笑顔が可愛いおじさんはエコ志向の時代の先を行くが、決してほのぼのだけの映画ではない。

 

②12月2日(月)13:0016:30  NHK-BSプレミアム プレミアムシネマ
「戦争と平和」«Воина и мир»
キング・ヴィダー監督1956年アメリカ・イタリア

★映画史上最高額を投じての大作、あのセルゲイ・ボンダルチュクの7時間強の作品ではなく、オードリー・ヘプバーンやヘンリー・フォンダが出演する3時間半のアメリカ・イタリア合作映画。お暇なら。

 

③12月6日(金)23:451:48  NHK-BSプレミアム プレミアムシネマ
「カティンの森」«Катынь» «KATYŃ»
アンジェイ・ワイダ監督2007年ポーランド

★スモレンスク近郊のカチン付近で行われたソ連の手による虐殺(対象はポーランド指導層が主)で父を失ったワイダ監督が恐らくライフ・ワークとして手掛けたのだろう。もちろんソ連の行為への目は厳しく、ラストで延々と(淡々と)行われる処刑の様子はひたすらに重い。が、一方で原作には登場しない「よいロシア人将校」がいたりする。

2013年11月11日月曜日

◇ВЫСТАВКА(展覧会情報)バレエ・リュス展(仮称)がやってくる プリヴェト・プリヴェト・プリヴェト


2014618日(水)~91日(月) 乃木坂・国立新美術館

★レーピン(昨年~今春)→プーシキン美術館(フランス絵画だけど。今夏)・マンモス(今夏)→ロシア・アバンギャルド(今秋~冬)・シャガール(今秋~来年)ときたら、ロシアの美術、次はバレエ・リュスなのですよ。

★といっても、バレエ・リュスはロシアでは一切公演していないので、資料はロシア国内にはたいしてありません。今回の展覧会はオーストラリア国立美術館所蔵のもので、マティス、キリコ、バクスト作の衣装約140点他大規模な展示となる予定。




★バレエ・リュスと言えば、1998年の夏にセゾン美術館で開催された「ディアギレフのバレエ・リュス展 舞台美術の革命とパリの前衛芸術家たち」展は、歴史に残る素晴らしい展覧会だった。セゾン美術館の「白鳥の歌」的な企画で、「バラの精」や「牧神の午後」などのバレエの映像を観に何度も通ったのだった。ディアギレフもマシーンもリファールも、このときに知った。あれより凄い展覧会ができるのだろうか??

1116日の桑野塾でもバレエ・リュス企画があります。