震災と原発事故以来各方面で来日が忌避されているそうですが(上司談。その割には夏季五輪が決まってしまいました)、そういった影響があるのか国外からの参加作品は年々小粒感が否めない東京国際映画祭、今年の作品をピックアップしてみました。スケジュール詳細は分かり次第補筆していきます。
東京国際映画祭 10/17(木)~10/25(金) 六本木ヒルズ等で。
①コンペティション部門
「ブラインド・デート[ Brma Paemnebi ]」«Свидания вслепую»
レヴァン・コグアシュヴィリ監督
95分 グルジア語2013年グルジア
★一瞬聞いたことある名前だと錯覚したのは、ヘルタ・ベルリン所属のレヴァン・コビアシュヴィリに似ていたからだった。コグアシュヴィリ監督はトビリシ・モスクワ・ニューヨークの大学で映画を学び、これまで4本の映画(2010年に「ストリート・デイズ(Дни Улиц
(Прогульщики))」他)を撮っているとのこと。これが5本目です。
「ザ・ダブル/分身」«Партнёр»
リチャード・アヨエイド監督93分英語2013年 イギリス
★ベルナルド・ベルトルッチ監督「分身」と同様にフョードル・ドストエフスキー原作作品。
特別招待作品
「エレニの帰郷 [ Η σκόνη του χρόνου ]」«Пыль времени»
テオ・アンゲロプロス監督
127分英語・ドイツ語・ギリシャ語2008年 ギリシャ・ドイツ・カナダ・ロシア
★今年初頭に撮影中に交通事故で亡くなった、ギリシャの巨匠アンゲロプロスの遺作。前作「エレ二の旅」«Трилогия: Плачущий
луг»ではほんの少しロシア語の場面がありましたが、今回はどうでしょう。制作国にロシアも入っています。とは言っても、今回の映画祭で最大の見どころはこれじゃないかしら?チケット取れるだろうか??