7/7(土)~8/26(日) 新宿西口・損保ジャパン東郷青児美術館
★上井草のちひろ美術館・東京は世界で初めて絵本原画を収集した美術館だそうで、安曇野ちひろ美術館のコレクションも含め、いわさきちひろの原画約25点、日本の絵本画家(赤羽末吉・長新太・武井武雄・井上洋介(『おだんごパン』の画家)など)及び世界各国の画家(25カ国52名)の絵本原画や資料、邦訳出版された絵本が今回の展覧会で展示されています。
★ちひろ美術館においては、ロシアをはじめとする“東ヨーロッパ”諸国は早くから「絵本大国」と位置付けられてきました。今回出品されたものの中で旧ソ連諸国の画家たちの作品及びロシアを題材にするなどの関連作品は以下のとおりです。
*ボロルマー・バーサンスレン(モンゴル)『チェスをする少年』2004年
原語はモンゴル語ですが、この時期にしてキリル文字表示(Эрдэм сурсан хуу)。*ジョン・バーニンガム(イギリス)『バラライカねずみのトラブロフ』1964年
邦訳あり(童話館出版1998年)
*タチヤーナ・マーヴリナ(ソ連/ロシア)「フロール・スコベイエフの喜劇」の緞帳の下絵(1960年)
*エヴゲニー・ラチョフ(ソ連/ロシア)『マーシャとくま』(1965年)
邦訳あり(福音館書店1963年)←絵本制作年より古いのはなぜだろうか?
*ボリス・ディオドロフ(ソ連/ロシア)『雪の女王』
*ハンヌ・タイナ(ソ連(カレリア)/フィンランド)『女の子と木と鏡』(1988年)
*スタシス・エイドリゲヴィチュス(リトアニア/ポーランド)『氷の精』(1979年)
*出久根育(日本)『マーシャと白い鳥』(2005年)
邦訳あり(偕成社2005年)。
★上記の作品の一部はこちらで観ることができますが、PC画面で観るのと原画を観るのとでは大違い。ぜひ実際にご覧になってください。
★ちひろ美術館には上記の他にマイ・ミトゥーリチ、ヴィクトル・ドゥヴィードフ、ニキータ・チャルーシン、ニコライ・ポポフ、ユーリー・ノルシュテイン&フランチェスカ・ヤールブソワの作品が収蔵されています。
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