2011年8月30日火曜日

◇КНИГА(書籍情報2011年8月版④)

『スラヴ語入門』
三谷惠子著三省堂20118月刊2940ISBN978-4-385-36466-7

『時事ロシア語 第二版』
加藤栄一著東洋書店発行2800円(本体)

『表で学ぶロシア語文法の基礎』
宇多文雄著東洋書店発行2200円(本体)

『ナボコフ全短篇』
ウラジーミル・ナボコフ著沼野充義・若島正他訳作品社20117月刊7800円(本体)ISBN 978-4-86182-333-6
★うわっ!高いわ…。

『社研叢書28ロシアのシベリア進出史』
中京大学社会科学研究所ロシア研究部会編成文堂出版部20115月刊3150ISBN 978-4-7923-6098-6

『〈死〉への/からの転回としての映画-アンドレイ・タルコフスキーの後期作品を中心に-』
亀井克朗著致良出版社

『チェルノブイリ ― アメリカ人医師の体験』
RP.ゲイル,T.ハウザー著吉本晋一郎訳岩波現代文庫20118月刊1428ISBN978-4-00-603228-9 C0198 

◇КНИГА(書籍情報2011年8月版③)いぬねこカレンダー、ロシア語条文も登場

2012年版いぬ・ねこなかよし憲法9条カレンダー』
岩合光昭写真労働教育センター発行2011913日発売1000
★奇数月は和猫、偶数月は和犬の、とっても可愛い写真に、日本国憲法第9条の条文が日本語(縦書き)・英語・ロシア語(新登場!)・中国語・ハングルの4カ国語で書かれています。913日から全国の書店で発売されますが、労働教育センター(電話03-3288-3322)で先行予約もしていますし、チラシ・見本も沢山用意しているとのこと。20部以上で800円に割引になります。

2011年8月29日月曜日

◇КНИГА(書籍情報2011年8月版②)群像社の2冊

『さくらんぼ畑』
アントン・チェーホフ著堀江新二&ニーナ・アナーニナ訳群像社20118月刊945ISBN978-4-303619-28-6
★もちろん、戯曲『桜の園』の新訳です。

『ロシア語学術文体演習 基礎編』
ヴァレリー・モローゾフ著小石吉彦訳群像社20117月刊2415ISBN978-4-903619-27-9

◇КНИГА(書籍情報2011年8月版①)音楽の本を少々(重版も含む)

『エミール・ギレリス―もうひとつのロシア・ピアニズム』
グリゴーリー・ガルドン著森松皓子訳音楽之友社399020116月刊行ISBN978-4276217973

『ショスタコーヴィチ―作曲家 人と作品』
 千葉潤著音楽之友社20053月刊行(重版)1680ISBN978-4276221935

『マルタ・アルゲリッチ―子供と魔法』
オリヴィエ・ベラミー著藤本優子訳音楽之友社220115月刊3150ISBN  978-4276217966
★アルゼンチン出身の女性ピアニストアルゲリッチの初の伝記。17章が「モスクワ ロシアンな友情とファニータの死」

二十世紀の10大ピアニスト―ラフマニノフ/コルトー/シュナーベル/バックハウス/ルービンシュタイン/アラウ/ホロヴィッツ/ショスタコーヴィチ/リヒテル/グールド
中川右介著幻冬舎新書20117月刊1100ISBN9784344982284

『クラシックの偉人伝(おとなの楽習 偉人伝)』
クラシックジャーナル編集部自由国民社20114月刊ISBN978-4-426-11082-6
★ヴィヴァルディ/ヘンデル/パッハ/ハイドン/モーツァルト/ベートーヴェン/シューベルト/ロッシーニ/ベルリオーズ/メンデルスゾーン/ショパン/ロベルト&クララ・シューマン/リスト/ワーグナー/ブラームス/マーラー/チャイコフスキー/ドヴォルザーク/ドビユッシー/ラヴェル/ラフマニノフショスタコーヴィチ、以上23人の音楽家の評伝集。

2011年7月31日日曜日

◇КИНОФИЛЬМ(映画情報)「100年のロシアPartⅡ 旧ソ連映画特集」

改定版はこちらです。

9/17(土)-9/23(金・祝) 渋谷・アップリンクファクトリー
「デルス・ウザーラ」«Дерсу Узала»
 黒澤明監督1975
★原作はウラジーミル・アルセーニエフ著『デルス・ウザラー』。群像社から岡田和也訳、ゲンナジー・パヴリーシン絵で2006年刊。ちなみに日本映画ではなく、ソ連映画です。
機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」«Неоконченная пьеса для механического пианино»
 ニキータ・ミハルコフ監督1977
★原作は『プラトーノフ』他のアントン・チェーホフの作品。日本で最初に紹介されたミハルコフ作品で、それゆえか今でも「最もミハルコフ的、チェーホフ的」と言われる。ヒロインのエレーナ・ソロヴェイ、脚本のアレクサンドル・アダバジャン、音楽のエドゥアルド・アルテミエフ、撮影のパーヴェル・レべジェフ等“ミハルコフ組”が早くも勢揃い。

「メキシコ万歳」«Да здравствует Мексика! »
 セルゲイ・エイゼンシュテイン監督1931
1979年に助監督だったグリゴリー・アレクサンドロフが監修・編集)
★エイゼンシュテインがアレクサンドロフとティッセが渡米した際、シンクレアの資金援助で撮影開始したフィルム…なのだが、なかなか完成しないうちにシンクレアとは決裂し、スターリンの呼び出しを受けてソ連に戻らなくてはならなくなり、エイゼンシュテインはネガを置いて帰国。エイゼンシュテインの死後、ようやくソ連の手に戻ったネガフィルムをアレクサンドロフが編集したもの。なので、未完成感が否めません。特に深刻な場面でふざけたような音楽が入るのがとても気になります。とはいえ、迫力の映像は斬新でありながらクラシカル。さすが巨匠!

「モスクワは涙を信じない」«Москва слезам не верит»
ウラジーミル・メニショフ監督1979
★停滞の時代のソ連で大ヒットしたメロドラマ、というか一種のシンデレラ・ストーリー。日本公開のときにも連日立ち見だったそうです。「モスクワは涙を信じない」は「権力に涙は通用しない=泣く子と地頭には勝てない」という諺だったのですが、今では「泣いても事態は好転しない、元気を出しなよ」という慰め、励ましの言葉に変容しています。

「誓いの休暇」«Баллада о солдата»
グリゴリー・チュフライ監督
★「世界で最も愛されたソ連映画」。この映画を紹介するのはそれだけでいい。私の“生涯ベスト5”の一本。

「ベルリン陥落」«Падение Берлина»
ミハイル・チアウレリ監督1949
★スターリン礼賛映画の典型として筆頭に挙げられるのがこの作品。娘のソフィコはパラジャーノフやサディコフ等なかなかアヴァンギャルドな、というか反体制な作品に出演していますが。なお、日本語のウィキペディアには「ソ連初のカラー映画であった。」と謎なことが書かれています(ソ連のカラー映画第一号はニコライ・エック監督の「うぐいす グルニャ・コルナコーワ」1936年)。

「鶴は翔んでゆく」«Летят журавли»
 ミハイル・カラトーゾフ監督1957
★タチアナ・サモイロワ(「アンナ・カレーニナ」)とアレクセイ・バターロフが戦争によって無情に引き裂かれる恋人たちを演じる、ソ連雪解け時代の傑作。

「復活」«Воскресение»
 ミハイル・シヴェイツェル監督1960-61
★レフ・トルストイ原作の映画化作品。最近イタリアでも映画化されましたが、牢獄やシベリアへの列車の中があんまり寒そうに見えなかったのが難点でした。その点、こちらは筋金入りのソ連映画!

「大祖国戦争 巨大なる進撃の記録」«Великая отечественная»
 ロマン・カルメン監督1965
★文字通り、第二次世界大戦勝利に至るまでのドキュメンタリー。

2011年7月24日日曜日

◇КНИГА(書籍情報2011年7月版③)私わかってた

『ニコライの日記―― ロシア人宣教師が生きた明治日本 ―― 上』(全3巻)
中村健之介編訳岩波文庫2011715日刊1134ISBN978-4-00-334931-1
『宣教師ニコライと明治日本』に続く、中村先生による宣教師ニコライの本。

『男はみんなろくでなし?』
エカテリーナ・ビリモント著織田桂子訳未知谷20117月刊3200(税別)
ISBN978-4-89642-350-1
★それ知っていたわ。と、『三人姉妹』のイリーナのごとく呟いてみる。

『ヌイピルシテェート』
ダニイル・ハルムス著田中隆訳未知谷2200(税別)20117月刊ISBN978-4-89642-348-8
『ズディグルアプルル』『シャルダムサーカス』と本作で三部作。

『猟人(かりうど)たちの四季―極東ロシア・アムールの動物たち』
フセーヴォロド・P・シソーエフ著岡田和也訳森田あずみ絵未知谷20117月刊2200(税別)ISBN978-4-89642-347-1
『ツキノワグマ物語』『森のなかまたち―極東ロシア・アムールの動物たち』に続く極東ロシア・アムールの動物たちのシリーズ。野生の生き物の世界はシビアです。

『〈死〉への/からの転回としての映画-アンドレイ・タルコフスキーの後期作品を中心に-』
亀井克朗著致良出版社20117月刊
★郵送(台湾から送料700円)または電子書籍で(350円)。
http://cqw14623.wook.jp/detail.html?id=213185

『ニコラ・ギゴフ詩集 赦しの日』CD付)
ニコラ・ギゴフ著真木三三子訳七月堂発行20113月刊3150ISBN978-4-879441751
★スターリン批判をして7年の強制労働に服したブルガリアの詩人の作品。CDには著者本人による朗読が収録されている。

『こんにちはチェホフ! 三つの短編を訪ねる』
村手義治編訳山本美智代装画春風社20116月刊 2100ISBN 978-4861102790
参考URL http://shumpu.com/archives/5445
『犬を連れた奥さん』『イオーヌィチ』『首に掛ったアンナ』を段落ごとに解説をまじえながら読みすすむ翻訳&作品論。

『カラー版ロシア語が面白いほど身につく本』
中野久夫,オレグ・ヴィソーチン著中経出版20117月刊ISBN978-4806141037  

『露西亜文学』
井筒俊彦著慶應義塾大学出版会201175日刊 3990ISBN 978-4-7664-1771-5

『図説ソ連の歴史』 
下斗米伸夫著河出書房新社189020114月刊ISBN 978-4-309-76163-3

『完本 天の蛇―ニコライ・ネフスキーの生涯』
加藤九祚著河出書房新社20114月刊2940ISBN 978-4-309-22543-2
★『天職の運命』の冒頭に登場する、粛清の犠牲となった悲劇の天才言語学者ネフスキー。大佛次郎賞受賞のノンフィクション(1976年刊)を増補、完本として復刊。

『完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス』 
池澤夏樹著河出書房新社20114月刊2940ISBN 978-4-309-02034-1
★ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(チェコスロヴァキア/フランス):レフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』『コーカサスのとりこ』
★ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』:アレクサンドル・ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』、ヨシフ・ブロツキー『ヴェネツィア』、フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、ヘンリク・シェンキェーヴィチ『クオ・ワディス』(ポーランド)
★イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』:『レ・コスミコミケ』『イタリア民話集』『まっぷたつの子爵』(イタリア)、アレクサンドル・アファナーシェフ『ロシア好色昔話大全』
★ウラジーミル・ナボコフ『賜物』:『ロリータ』
★リシャルト・カプシチンスキ『黒檀』(ポーランド/ベラルーシ)/石牟礼道子『苦海浄土』(日本):『帝国―ロシア・辺境への旅』『国境を越えた医師』、アンナ・ポリトコフスカヤ『チェチェン―やめられない戦争』、池澤夏樹・本橋成一『イラクの小さな橋を渡って』

『ランドラッシュ』
NHK食糧危機取材班著新潮社1500201010月刊ISBN978-4-10-28071-2
★ウクライナでは欧州・中東諸国、インドが農地争奪戦を展開。極東ロシアでは韓国が国ぐるみで巨大農場を建設、というNHK特集の単行本化。

2011年7月20日水曜日

◇СПЕКТАКЛЬ(演劇情報)再びセンポ・スギハァラ

劇団銅鑼「センポ・スギハァラ 再び夏へ」公演
2011721日(木)1830開場/1900開演 新馬場・六行会ホール
 詳細はこちら
2011723日(土)1530開場/1600開演 早稲田大学大隈記念講堂
 自由席・無料 
 詳細はこちら
2011714日(木)〜23日(土)ワセダギャラリー(27号館小野梓記念館1階)にて杉原千畝のパネル展「勇気の人―杉原千畝 助けられた命のメッセージ」も開催。

 第二次世界大戦中にナチスの迫害から多くのユダヤ人を救った元リトアニア領事代理、杉原千畝氏。今年は没後25年。劇団銅鑼のロングラン(但し、「再び夏へ」は1992-2007年までの舞台とは別の作品で、2009年に「センポ・スギハァラ2009」としてお目見えしたものです)。早稲田大学は杉原氏の母校。


杉原氏が「命のビザ」を発給した、カウナスの元日本領事館(1994年撮影)