2014年10月31日金曜日

◆КНИГА ソ連のヴェルヌの夢の発明



ワグナー教授は、”ソ連のジュール・ヴェルヌ”べリャーコフのSFに登場する科学万能信奉系の学者の中でも、迷惑なマッドサイエンティスト。「ちょっと変人」とユーモアで済まされるレベルじゃない。でもべリャーエフは楽しんで書いたんだろうなあ。おもしろかった。

2014年10月26日日曜日

◆КНИГА 戯曲・戯曲・戯曲!ブルガーコフの戯曲が続々読める。

このシリーズ、解説も詳しくてすばらしい。続刊をお願いしたい!是非是非!「ゾイカ」も「赤紫」もほぼ初見だったので、非常に楽しめた。あとは早く舞台を観たい。
(1)の「ゾーヤ・ペーリツのアパート」と「赤紫の島」が初見だったのに対し、こちらは既訳や映画で接していたので新鮮さは薄かったが、解説(解題)が詳しく、お得な感じ。やはり舞台化されたのを早く観たい!

ゾイカのアパート
ではなくて、キエフのブルガーコフの家博物館のパンフレット
(ポップアップになっているのが遊び心満載のブルガーコフ風)

こちらが博物館にある肖像

2014年8月29日金曜日

◇ВЫСТАВКА(展覧会情報)チェブラーシカの絵本原画展@岡谷イルフ童画館


チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち チェブラーシカの絵本原画展

201494日〜113日 岡谷・イルフ童画館
 

★高松市美術館、八王子市夢美術館、兵庫県立円山川公苑美術館等々を巡回してきたチェブラーシカ原画展は、今度は長野県岡谷市のイルフ童画館で、武井武雄が描いた世界の国々の姿「武井武雄の絵の中を旅する」展と同時開催。

★今年生誕120年の画家武井武雄は「童画」という言葉を作り出した、日本における児童文化の巨星の一人。1968年、74歳の時に児童文化訪ソ団団長としてソ連を訪れたのが初めての海外旅行でした。ずっとソ連(ロシア)に関心を持っていたようで、『モスクワの月夜』(会員向けに限定数制作された豪華な絵本シリーズの一つ)に記されたロシア語もきっちり正確です。

 

828日にイルフ童画館を訪れた際には、オレンジの木箱ならぬ段ボール箱でチェブラーシカが横になっていました(待機中?)。




 

2014年8月16日土曜日

◇КНИГА(書籍情報)荻野恭子先生新著『ロシアのスープ』

『ロシアのスープ』
荻野恭子著2014年8月刊ISBN9784864591812
★『パンとお菓子』に続く荻野恭子先生のロシア料理シリーズ第二弾。ロシア料理の代名詞ボルシチから夏には冷たいスープ、冬には熱く濃いスープなど48レシピを収録。

★荻野先生は、黒田龍之助先生のロシア語レッスンでのクラスメイト。昔々、ロシア料理のレシピ本の訳を分担してやりました。が、黒田先生に「訳し間違えるととんでもない料理ができてしまいますからね!」と脅されながら、どんな料理になるのかイメージするのが実は難しかった私です。サッカー記事とは勝手が違ったのだよ。

作ってみた夏のスープ各種
①ヨーグルトスープ

②きゅうりのサワークリームスープ

③トマトとズッキーニのスープ

④ベリーのスープ

◆Лекция 荻野恭子先生トーク: 一日ロシアカフェ『スバボーダ』第4弾

黒田龍之助先生のロシア語レッスンのクラスメイト、料理研究家の荻野恭子先生のトーク、それにバラライカとアコーディオンのミニライブあり。
10月12日12:00~神楽坂

詳細はこちらを。
ロシア雑貨店パルク: 一日ロシアカフェ『スバボーダ』第4弾☆: ロシアの文化と食を身近に感じてもらいたいと 2009年に中野のカフェを借り切って 一日ロシアカフェ『スバボーダ』を開催して 大変ご好評をいただきました。 その後、場所を阿佐ヶ谷ロフトAに移し お料理とステージ上でのイベントを企画し たくさんの方々に楽しんで頂きました。...

2014年7月29日火曜日

◇КИНОФИЛЬМ(映画情報)スクリーンでロシアオペラ(但しMETのアンコール)

METライブビューイング アンコール2014での上映
東銀座・東劇

①8/16(土)~18(月)―10:45、9/17(水)~19(金)―14:00、9/22(月)―18:45、9/24(水)―14:30 ピョートル・チャイコフスキー«エフゲニー・オネーギン» «Евгений Онегин»
 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
 出演:アンナ・ネトレプコ、マリウシュ・クヴィエチェン、ピョートル・ペチャワ、オクサナ・ヴォルコヴァ

②8/12(火)・13(水)―19:15、9/15(月・祝)・16(火)―19:15  ドミトリー・ショスタコーヴィチ«» «Нос»
パヴェル・スメルコフ指揮
出演:パヴロ・ジョット、アレキサンダー・ルイス、アンドレイ・ポポフ

★この3つの中ではこれが一番お薦め。楽しめます。

③8/30(土)~9/1(月)―18:00、9/9(火)・10(水)―10:30、9/11(木)・12(金)―14:15、9/22(月)―10:30
 アレクサンドル・ボロディン«イーゴリ公» «Князь Игорь»
 ジャナンドレア・ノセダ指揮
 出演:イルダール・アブドラザコフ、アニータ・ラチヴェリシュヴィリ、ミハイル・ペトレンコ、ステファン・コツァン

★これはちょっといただけない演出と衣装。奇をてらいすぎ。
 宴会シーンはもっと羽目をはずして盛り上がって欲しい。

★4回券がお得(3000円*4回のところ10000円)ですが、購入当日は使用不可。
 上記3作品は大丈夫だが使い得ない演目あり。

※来季(2014-2015シーズン)では【第8作】チャイコフスキー《イオランタ》(MET初演)
バルトーク《青ひげ公の城》(新演出)の2本立てがあります。
どうか普通の演出でありますように。
MET上演日:2015年2月14日
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演出:マリウシュ・トレリンスキ
出演:アンナ・ネトレプコ(イオランタ)、ピョートル・ベチャワ(ヴォデモン伯爵)
アレクセイ・マルコフ (ロベルト),  イルヒン・アズィゾフ(エブン=ハキヤ)、アレクセ
イ・タノヴィッツキー (レネ王) /ミハイル・ペトレンコ(青ひげ公)、
ディア・ミカエル)等

2014年7月27日日曜日

◇КНИГА(書籍情報) 結婚はゴールではない

文学大国のロシアだが、ロシア文学界は歴史的に徹底して男性上位だと思ってきた。
特にドストエフスキーなんかのが描くヒロインは、ときに笑っちゃうほど都合のいい女たちである。
そんな中でも、こと詩の分野ではアフマートヴァやツヴェターエヴァが輝いていた。
その彼女らに先駆け、異彩を放った女性詩人、文学者がカロリーナ・パヴロヴァであった。
 
ハイソな家庭に育ち、英語の教師がクレア・クレアモント(バイロンの晩年の恋人、シェリー夫人の異母妹)、ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチからプロポーズされる(ヴォルコンスカヤのサロンで知り合い、ポーランド語を習っていた)、などという華麗な環境。
新進作家ニコライ・パヴロフと結婚し、自身が女主人となるサロンも持ち、リストから曲を献呈された。
が、家庭生活は破綻・・・という自身の生活も伺わせる、辛口恋愛小説『ふたつの生』
 
  ミツケーヴィチの元カノ、カロリーナ・パヴロワの代表作は障害を乗り越えて恋人とゴールインするハッピイエンドの甘い話かと思いきや、訳者によると激辛<反恋愛小説>。現実にありがちな話
>親はあっさり賛成、さしたる障害はなかったが、夫はたいしたことない男で、薄幸婚
 
辛口と言うより苦い。そして全編皮肉でいっぱい。